ポストプロダクションでは、複数の映像音声配信フォーマットに対して高品質と柔軟性を提供するために、24 フレームに収めて保存する方向が検討されています。その例としては、DTV、電子シネマ、テレシネ、およびアーカイブ用のポストプロダクションがあります。DP579 ドルビーE Tri-Levelシンクインターフェースにより、現行のDP571 およびDP572 ドルビーE デコーダ製品を使用して、高品質のドルビーE マルチチャンネルオーディオとメタデータを24 フレームシステムに収めることができます。
特に現行のドルビーE 機器と組み合わせて使用するため、DP579 は、tri-level ビデオシンクをレファレンス信号の「ドルビーブラック信号」に変換します。DP579 はこれまでのNTSC とPAL プログラムとビデオブラック信号も使用できます。DP579 は、ソフトウェアアップグレードを行った1 組のDP571 とDP572 ドルビーE コーデックを、25fps、29.97fps のほか、23.98fps、24fps、および30fpsでも動作可能です。ソフトウェアのアップグレードは、DP579 に同梱されています。
DP579 にはビデオレファレンス信号入力のループスルー、および2 つのドルビーブラック信号出力があります。前面パネルのLED により、エラーや故障状況のほか、電源、tri-level またはコンポジットビデオシンクの有無が表示されます。本機は便利なハーフラック幅ですので、現行のDP571 およびDP572 機器と並べて(または後ろに)設置が可能です。ラックマウントキット(Cat.No.546)を使用すれば、本機を2 台まで横に並べてマウントし、予備機としてまたは複数のドルビーE コーデックドライブ用に使用できます。
ビデオレファレンス入力信号 | tri-level 同期 : 23.98、24、30fps、 PAL/NTSC プログラムまたはビデオブラック信号 : 24、25fps BNC コネクタ(メス)ループスルー付 AES-3ID-1995(SMPTE 276M) |
ドルビーブラック出力 | BNC コネクタ(メス)×2、SMPTE154 準拠 |
電源仕様 | 90〜264VAC、50〜60Hz の内蔵電源、通常2W 集中制御電源から操作できるよう設計 |
サイズおよび重量 | 200×120×40mm (7.9×4.7×1.6 インチ) 本体重量 : 0.7kg (1.5 ポンド) |
アクセサリ | Cat.No.546 DP579 ラックマウントキット |
環境条件 | 動作時 : 0°〜50℃ (32°〜122°F)、自然状態による冷却 湿度0〜98%(結露無し) 非動作時 : -20°〜+70℃ (-4°〜+158°F) |
保証 | 1 年間無償保証(部品及び工賃) |
本製品の仕様は予告無しに変更されることがあります。 |