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ドルビーサラウンド及び ドルビープロロジックII関連 |
デジタル機器: | DP563 | DP564 |
アナログ機器: | Model SEU4 | Model SDU4 | |
製品カテゴリーの一覧 |
一般家庭での視聴用に高品位な音質を提供するためには、プロダクションサイドでの厳密なモニターが必須です。DP564 マルチチャンネルオーディオデコーダは、DTV 放送、ポストプロダクション、DVD オーサリング現場での完璧な品質管理用モニターツールです。
DP564は、ドルビーデジタルサラウンドEXやドルビープロロジックII を始めドルビーデジタル、ドルビーサラウンドプロロジックやPCM音声トラック作品のデコード及びモニターを可能にし、ドルビーデジタル及びドルビーサラウンド用の理想的なデジタルレファレンスデコーダとなっています。
DP564 ではドルビーデジタルの独特なダウンミックス機能、リスニングモード、コンプレッションモードの選択やモニタリングが簡単に行えます。コンテンツ制作者や配給者はオリジナル素材である5.1 チャンネルから変換されたドルビーサラウンド、あるいは2チャンネルステレオ、またはモノラル音声がどのように再生されるかを検証することができます。
DP564 は広範囲にわたるモニター用設定機能やモニター環境の調整機能(フロントパネルマスターボリューム、チャンネルミュート、基準モニターレベル、各チャンネルごとのレベル補正、センターチャンネルディレイ、サラウンドチャンネルディレイ、ベースマネージャコントロール、及び全帯域/帯域制限ピンクノイズ)を提供します。
ヘッドフォン出力用の専用ボリュームコントロールと一般的なヘッドフォンでサラウンド音響をモニターするドルビーヘッドフォン機能を備えており、リスナーに負担をかけずに適切なモニター環境を提供します。
DP564 への信号入力(2つのAES3、Toslink、及びRTP (Real-time Transfer Protocol)でストリーミングしたドルビーデジタルオーディオのためのイーサネットポート)はフロントパネルで簡単に選択できます。フロントパネルには大型のVFD 表示があり、すべてのドルビーデジタルメタデータ設定、ダイナミックレンジコントロールデータ、出力レベルメーター表示が直感的なユーザーインターフェースと視認性の高いグラフィックで確認できます。
リアパネルにはデジタル及びアナログ出力があります。タイムコード(LTC)出力により、DVD 制作者はドルビーデジタルでエンコードされたオーディオとビデオ(圧縮前)の同期をチェックすることができます。フロントパネル・リアパネルのシリアルインターフェース及びイーサネットポートは、PCからのリモートコントロール及びソフトウェアのアップデートに利用できます。リモートコントロールはハードウェアコントロール(ドルビーCat. No. 549) またはGPI/O ポートを使用する外部機器からも可能です。
DVD 及びDTV 用にドルビーデジタル素材をエンコードするには、ドルビーDP569 マルチチャンネルドルビーデジタルエンコーダがDP564 との組み合わせとして理想的です。
ドルビーデジタルは、聴覚マスキング効果とチャンネル内及びチャンネル間両方の冗長性を利用して高音質デジタルオーディオの効率的な保存と伝送を実現する、知覚型オーディオ符号化アルゴリズムです。
ドルビーデジタルでは、民生用サラウンドサウンドフォーマットである5.1 チャンネル/384〜448kbps やステオプログラム用の2 チャンネル/192kbps など、チャンネル数とビットレートの組み合わせを、個々のアプリケーションに応じて適宜決められるようになっています。また、民生用ドルビーデジタルデコーダはマルチチャンネルビットストリームをモノ、ステレオ、またはドルビーサラウンドにダウンミックスして再生することが可能であり、幅広いリスニング条件において完全な互換性を実現しています。
マルチチャンネル符号化システムとして考案されたドルビーデジタルは、1992 年に映画音響用としてデビューしました。それ以来、優れた音質と帯域利用効率、柔軟性の高さなどの理由から、レーザーディスク、DVDでのマルチチャンネルオーディオの国際規格、ATSC デジタル放送テレビとSCTE デジタルケーブルテレビのオーディオ規格などに採用されてきました。また、DVBを始めとする衛星放送システムでも利用が拡大しています。
オーディオ符号化アルゴリズム | ドルビーデジタル、ドルビーサラウンドプロロジック、ドルビーデジタルサラウンドEX、ドルビープロロジックII、ドルビーヘッドフォン |
オーディオ入力サンプリングレート | 32, 44.1, 48, 88.2, または96 kHz |
オーディオ出力サンプリングレート | 32, 44.1, または48 kHz |
周波数特性 | デジタル出力: 20 Hz〜20 kHz、0.01 dB アナログ出力: 20 Hz〜20 kHz、0.5 dB |
歪率 | 20 Hz〜10 kHz で0.02%以下 |
ダイナミックレンジ | 106 dB 以下 |
トリムレベル調整 | +6〜-20 dB まで0.125 dB 刻み |
クロストーク | 1 kHz で-100 dB 以下 |
デジタルオーディオ入力 | BNC メスx2、不平衡、AES-3ID-1995 (SMPTE 276M)に基づき75Ω 光ファイバー用Toslink コネクタ ドルビーデジタル(AC-3): ATSC A/52 Annex B で規定されたIEC 61937 フォーマット PCM :AES3 フォーマット |
AES リファレンス信号入力 | BNC メス(ループスルー)、不平衡、75Ω、信号レベルはAES3-ID に準拠 |
デジタルオーディオ出力 | BNC メスx4、不平衡、AES-3ID-1995 (SMPTE 276M)に基づき75Ω |
アナログオーディオ出力 | 0 dBFS = +24 dBu; 平衡浮動; 3 ピンオスXLR コネクターx3、24 ビットDAC |
ヘッドフォン出力 | 50Ω 公称値で最大出力+7 dBu; 1/4 インチ標準ステレオヘッドフォン端子; レベル調整 |
リニアタイムコード出力 | SMPTE 12M-1995x1、BNC メス、不平衡、公称出力信号1 Vp-p、出力インピーダンス50 |
シリアルリモートコントロール入力/出力 | フロント:RS-232、ミニDIN8 ピンメスリア: RS-485、D-SUB 9 ピンメス(SMPTE 207M 準拠) |
汎用入/出力(GPI/O)ポート | D-SUB 37 ピンメス(TTL 互換)は、どの極性でもレベルまたはエッジ感度に設定可能 |
イーサネットポート | 10/100 ベースT 型(自動検出); RJ-45 メス |
フロントパネル表示 | 128x64 ピクセル蛍光表示管ディスプレイ(VFD) |
ボリュームコントロール | マスターボリュームコントロール(大) ヘッドフォンボリュームコントロール(小) |
ダウンミックスモード | Lt/Rt、ステレオ、モノリスニングモード Full、3ch ステレオ、ファントム |
DRC モード | カスタム、ライン、RF; カスタムモードはパラメータ調整可能 |
テストノイズ | 自動: 広帯域か帯域制限付のピンクノイズを使用チャンネルを2 秒間隔で出力 手動: トリムレベルモード時に選択したチャンネルにノイズを出力 |
電源仕様 | 90〜264 VAC、50〜60 Hz、自動切換え、最大40 W; 集中電源ソースから動作可能 |
サイズ及び重量 | 2-U ラックマウント: 88x483x376 mm 本体重量: 4 kg |
本製品の仕様は予告無しに変更されることがあります。 |